第1章―記憶―

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助けて…助けて…助けて… 声が聞こえる… 目の前には、切られていく人達…無惨に殺されていく人達… 涙を流す… やめてくれ…。殺さないでくれ… もう…人が死ぬ姿は、見たくないんだ…お願いだ… 「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」 助けて…助けて…助けて… 声が聞こえる… 誰だ… 目の前には、一人の少女… 自分とそっくりな姿をした、少女…だが…違っていたものが二つ合った… 一つ目は、オレンジ色の髪だけども…髪が長いこと… 二つ目は、女の子だと言うこと… 少女は、自分を見て…悲しい顔をした… 「始まる…」 そう言うと…暗闇の中へと消えた… 何かが始まろうとしていた…
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