第1章―記憶―

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助けて… 声が聞こえる……。 ――――――――……。 「はっ!?」 一護は、ガバ!!と起き上がりゆっくりと呼吸をする。 「(何なんだ…あの夢は、まるで…俺の目の前で実際に起きたようなものだった…)」 そう思うと、一護の身体は、恐怖で震え上がった… 「わかんねぇ…」 そう呟いた…。 「一護…」 聞き慣れた声が聞こえ一護は、振り返り言う。 「なんだよ…ルキア…。」 何故ここにいるんだ?とは、聞かず、ただ、じっとルキアを見た。ルキアは、少しだけ、目をそらし一護に向き合いこう言った。 「貴様…昨夜、尺魂界に来なかったか?」 「尺魂界に!?なんで?俺…行ってないぜ…」 一護は、言うと、ルキアは、やっぱり…と呟いた… 「何があったんだよ…」 「いや…実はな…」 そう言おうとしたときだった。 「こらこら…勝手に言うたらアカン…そう教えられなかったのか?百哉に…まぁ…あいつは、そうは、言わんか…」 「「!!!!!!???」」」 突然現れた少女に二人は、びっくりした。 「ウイッス!!うちは、ひなみや!!よろしく♪」 オレンジ色の髪が、ふんわりと揺れた。 「ひなみ?」 「そうや。なんだよ?うちの顔になんかついとるんか?」 「俺とそっくり!?」 一護は、そう叫んだ。
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