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【鬼】「さて、冗談はここまでにして。まずは基礎から徹底的にやるぞ。」
ラース「お、おう。」
【鬼】「じゃあまず準備体操からするか。柔軟も忘れんなよ」
5分後
【鬼】「よし、じゃあまずは正拳突きを100本だな。」
ラース「100?・・・少なくねえか?」
【鬼】「いやいや、正拳突きを100回やろうと思ったらきついぞ?よし、じゃあ回数を声に出しながらやろうか。」
ラースは少し不満そうな顔ではあるが、構えをとり、始めようとする。
ラース「「はいストップ」は!?」
隼人「お前なめてんのか?」
いつの間にか人型に戻り、ラースの前に立つ隼人。
ラース「いや、別になめてはn「フンッ!」ゴフッ!!」
ラースは鳩尾に膝をモロに受け、蹲る。
隼人「お前、それで構えのつもりか?正拳突きの時は三戦立ちだろうが。ほら立て」
そう言って隼人はラースの髪の毛を掴んで無理やり立たせる。
隼人「まさか修行の時まで俺がヘラヘラしてるなんて思ってねえよな?いいか?三戦立ちってのは全ての基本の立ち方だ。平行立ちから右足を足一つ分前にだし、踵を外に40度ほどずらす。そして内モモと尻に力をいれて金的を守る様に内股にして立つ。これが三戦立ちだ。これがちゃんと出来てなかったら、どんなに威力がある突きだろうが、どんなにスピードがある突きだろうが正拳突きとは言わねえ。分かったか?」
ラース「・・・あぁ。すまなかった」
隼人「分かればいい。特殊空間の中で三戦立ちで500年ぐらい耐えろ。それからだ」
ラース「分かった!」
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