【1噺】ある意味、壮大すぎる迷子

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いきなり、神の空間なんて言われても、信じられない物だ。 だが俺は、(記憶が合っていれば)トラックに引かれた。 だから、ここは死後の世界とか思っていた。 と言うか、俺は 「死んだんですね………」 「まぁ、死ぬ様にしたのは、自分たちなんだけどね」 「は?」 思わず、気の抜けた声を出してしまった。 「………、あなたは死神ですか?」 「いいえ、神様です」 「………………」 …もうね、色々と信じられないかもしれない。 「おっと、ちょっと語弊があった。自分は、『この』世界の神様じゃなくて、『別の』世界の神様」 「はぁ…」 「大丈夫!?」 「大丈夫です…」
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