第4章 ~逃亡~

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「ここだ」 指を指された所は、赤いラインの出口ではなく、地図には載っていない出口だった 「すまない。この地図でいうとどうだ?」 「この辺りだな」 「四国だから、えっと、香川県がANAで愛媛がJALで・・・ってここは!吉野川か!?」 徳島と高知を支配するアナザースカイ 徳島に流れるは日本三大河、四国三郎こと、吉野川 瑠鹿は唖然とした 「なぁ、さっさと、結界、張ってくれないか?」 「ああ、悪い・・・。八雲、シェルター開けてくれ。俺が出たら直ぐに閉じろ。そして、岸に舟、つけとけ」 シンシンと降り積もる雪の中、瑠鹿は河に入り、水路の出口に来た 柊が咲き季節は廻り冬の初めを歌っていた。
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