第3章 ~ アナザースカイ ~

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八雲が立ち、舟の舵取りをしている中 瑠鹿は気になっていたギガスの書を読んでいた。 「エデンを追放された後の話ってか。日本にゃ関係ないな」 雪は止み、空を見上げると星々が川を造っていた 「ルカ兄ぃ?」 する事もなく、横になっていた祐樹が話しかけた 「ん?」 「何の話?」 「ああ、このギガスの書っていう書物の中の話さ。勉強中」 「どんな話?」 「なんでも、アダムとイブという奴らがエデンという所を追放された後、セラフィムという天使からこの本を受け取ったそうだ。まだ、触りしか読んでない」 「それって、キリスト教の聖書?」 「キリスト教あるの!?」 ん~と言いながら頭を掻き、瑠鹿は読み進める
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