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八雲が立ち、舟の舵取りをしている中
瑠鹿は気になっていたギガスの書を読んでいた。
「エデンを追放された後の話ってか。日本にゃ関係ないな」
雪は止み、空を見上げると星々が川を造っていた
「ルカ兄ぃ?」
する事もなく、横になっていた祐樹が話しかけた
「ん?」
「何の話?」
「ああ、このギガスの書っていう書物の中の話さ。勉強中」
「どんな話?」
「なんでも、アダムとイブという奴らがエデンという所を追放された後、セラフィムという天使からこの本を受け取ったそうだ。まだ、触りしか読んでない」
「それって、キリスト教の聖書?」
「キリスト教あるの!?」
ん~と言いながら頭を掻き、瑠鹿は読み進める
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