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特に何を話す事もなく
沈黙したまま職員室に向かった。
私の通う学校は
通信制で年齢関係なく色んな世代の人が通っている。
私は週に一度通っている。
職員室に用がある彼も
その内の一人なのだろうか。
職員室に着くと私は職員室を指差した。
まだ
声が出ない。
「‥‥あんたさ
喋れないの？」
眉間に若干皺を寄せた彼は怖かった。
俯くしか出来なくて
私は逃げ出した。
最悪だ。
‥やっぱりそうなんだ。
小説みたいに上手くいかないや。
まぁ
私のせいなんだろうけど。
対人恐怖症
私は二人っきりになると
なにも喋れない。
誰かいたとしても
あまり喋れないのだ。
‥あの人
私のせいで気分を害したのかな。
また会えたら‥
謝ったほうがいいのかな
もう会えはしないのだろうけど。
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