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家についた。
私は自分の部屋に戻り
ベッドに身を投げた。
「疲れた…」
……あの人
名前、何て言うのかな…
聞いておけばよかった。
でも
聞けるわけないよね。
「私に聞けるわけない。
しゃべる事も出来ないんだから…。」
涙が溢れてきて止まらなくなる…
なんで
あの人に会っちゃったんだろ…
また
泣かなくちゃいけなくなるよ…
対人恐怖症のせいで…
喋れなかった…もう
振っ切れた筈なのに…
また涙が…止まらないよ…
「あの人に会わなきゃ…思い出さずにすんだのに…」
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