Shot【3】

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「慎也君、ジュースでも飲めよ。」 陽一が、自動販売機からペットボトル入りのスポーツ飲料を買ってきてくれた。 僕は、冷たいそれを額にあて、しばし、ベンチの上で吐き気を抑えていた。 「思うにね、君は…いや、そのカメラの所持者ってのは…罪悪感というものがどんどん薄れていくんだよ。」 陽一に、すべてを打ち明けた僕は、気分が楽になるどころか、ますます落ち込んでいった。
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