カラオケ屋騒動!

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´  真弓は、揚々どっかりと、ソファーに腰を降ろした。 「真弓姉御、お疲れ様で~~~す」  若きホープ達はそう口を揃えて真弓を迎え、 ホープBが焼酎のお湯割りを用意した。 「さ、どうぞ」  こうやって持て成さないと、 最近移り気の激しい真弓は、プィと帰ってしまう…… そうすると、年若い紀美子も後を追って帰ってしまう…… 何しろ紀美子はいい女らしいからね……  真弓はありがとうと言って手を伸したが、 「あ、B君悪いけんど、 お湯酎は当分止めとくがね」 と言って、手を引っ込めた。 「え、何でですか?」  紀美子も含めて、みんなは驚いて真弓を見た。  そうしてから、みんなは顔を見合わせて、 「それはとってもいいことですよ~~」 と、また口を揃えて言うのだった。 「ったくぅ、何がいいのよ。 ねぇC君、悪いけんど烏龍茶をば呉れんね」 「えっ、はぃ」      ▼  若きホープ達と歌い終えた紀美子が、 隅に座る真弓の隣に戻って来た。 「お疲れ~~。 キミちゃん、上手くなったがね」  お湯酎の飲みたい真弓はそう言って、 飲み干した烏龍茶をテーブルに置いた。 「先輩、やはり少し変ですよ。 郷里の彼氏とは、長いお付き合いだっのでしょう?」 「まぁね……」  軽く頷いた真弓は、烏龍茶を軽く飲み干した。 「その彼氏とは…… もちろん深い男女の仲でぇ、 ちゃんと将来の事も話し合っていたんですよねっ、真弓先輩は!」 「えっ、……まぁそんなとこじゃよ、アハハ」  真弓は続けざまに烏龍茶を呷るのだった。 「それなのに、突然彼氏と不仲になった……なぜに? あ、分かった、分かりましたよ、真弓先輩!」 「………なにが」コップを傾けながら聞いていた。 「その彼氏にはね、 先輩には内緒にしてて彼女が出来てね、 しかも~~子供まで居たーー!」  真弓は思わず烏龍茶を吹き出してしまった。 「真弓先輩、大丈夫ですか?」 ´
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