第2章

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私はと言うと、まだ3分の1を食べただけだ。 水を飲み干した高宮くんに、私は静かに声をかけた。 「先に戻ってていいから」 そう言った私に、高宮くんは目を丸くして。 にっこりと笑った。 「もう少し、ここで休憩しててもいいですか?」 そう言われてしまえば、ダメだとも言えなくて、私は渋々頷いた。 「ありがとうございます」 にこにこ笑顔で答える高宮くんは、時々他愛もない話しをして。 結局、私が食べ終わるまで席を立つことはなかった。
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