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私はと言うと、まだ3分の1を食べただけだ。
水を飲み干した高宮くんに、私は静かに声をかけた。
「先に戻ってていいから」
そう言った私に、高宮くんは目を丸くして。
にっこりと笑った。
「もう少し、ここで休憩しててもいいですか?」
そう言われてしまえば、ダメだとも言えなくて、私は渋々頷いた。
「ありがとうございます」
にこにこ笑顔で答える高宮くんは、時々他愛もない話しをして。
結局、私が食べ終わるまで席を立つことはなかった。
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