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ふふっと笑った私を見て、高宮くんは驚いた顔をした後。
凄く嬉しそうに笑った。
私は不覚にも、その笑顔に胸をときめかせてしまった。
笑いをおさめた私を見て、高宮くんはまたアタフタとしはじめた。
そんな姿に、私は追及する気にならなくなった。
「もう、いいわ」
「……あ、はい……」
きっと、もっと問い詰められると思ったのだろう。
呆気にとられた顔で、高宮くんは小さく返事をした。
「昼休み、終わっちゃうよ」
呆然と立ち尽くす高宮くんにそう声をかけると、私は重い扉を引いて廊下へと戻った。
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