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「そんな義輝が、大好きだったんだ」
「・・・はぇ?」
少しはにかむ様なしぐさで・・・かつ、強い意思を込めて言う修羅に、義輝は思わずポカンとなる。
正直、馬鹿の連呼からの告白が来るとは、夢にも思わなかった。
義輝の脈拍が、フルスロットルで上昇して行くのが、義輝自身にも解った。
・・・が、しかし。
「なのに、お前は私を忘れて、真とか言う親戚の女とあっちでいちゃいちゃ、こっちでいちゃいちゃ。
・・・取り敢えず、死んでいいぞ?」
直後に、憤怒の形相を色濃く作った修羅がいた事で、義輝は冷や水を浴びせられる。
てか、額から、思いきり冷や汗が出てた。
「い、いや・・・あれは、いちゃいちゃとか言う生易しい物じゃなくて、もっと、こうーーデットオアアライブ的な、殺伐感で溢れてる気がするんだが・・・?」
「ふん、どうだか?」
修羅は、完全にむくれた顔で、ぶー垂れていた。
「まぁ、ここらの話は、後でじっくりしたいと思うから。
そうだな?
首を洗って、待っている事だな」
修羅はニィ・・・と、妖艶な笑みを浮かべて言った。
なんか、物凄く怖かった。
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