第1章

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「……香苗さん? 俺に何かついてますか?」 「あっ……すみません、同じブレス……数珠だったので、驚いて……本当に偶然ですね」 「そうですね。──じゃあ、これからよろしく」 「はい、こちらこそ。よろしくお願いします」 深々とお辞儀をすると、沖田は「とりあえず、その濡れた着物の着替えを借りてきましょう」と言って屯所のなかへと香苗を促した。 そして、幕末での香苗の生活が始まった。
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