15 告白-2 #2

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15 告白-2 #2

飯島さんの提案で、パーティ会場であるホテルロイヤルの最上階にある、展望ラウンジでの2次会が決まり、 店内でも奥まった所にある一番見晴らしの良い席がちょうど空いたため、私たちはイソイソとそこに陣取った。 壁一面に広がった展望窓からは、夜の帳に包まれた街の明かりが、まるで天の川のように瞬いているのが見えた。 ゆっくりと流れていく車のライトが淡く尾を引き、幻想的な風景を作り出している。 窓際に座らせてもらった私は、窓ガラスに張り付くように階下に広がる絶景を見渡し、その美しさに目を見張った。 「うわー、素敵な眺めですね」 「そうでしょう? この眺めを、ぜひ高橋さんに見せたかったんですよ、俺は」 そう言って、飯島さんはニコニコと邪気のない明るい笑顔を浮かべる。 こうも屈託なくあっけらかんと言われると、素直に嬉しくなる。 「ありがとうございます。本当に綺麗……」 昼間はカフェ・レストラン。 夜は、お酒を飲めるナイト・ラウンジになるこの展望ルームは、週末と言うこともあってか、様々な年代の『カップル』で静かな賑わいを見せていた。
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