15 告白-2 #2

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「え、あの……」 「1度デートしたからって、恋人にしてくれなんて言いませんから。ほら、今日みたいに、友達と遊びに出掛けるような軽いノリでいいですから、ね?」 そうだよね。 うん、 飯島さんとなら、きっと楽しいデートになりそうだよね。 課長も、ああ言ってることだし、 デートしてみるのもいいかなぁ。 ダメージを受けている所に、押しの一手で押しまくられて、なんだかもう自分で自分の気持ちが分からなくなってきてしまった。 でも、やっぱり、即決はできない。 だから、少しずるい答えを選んでしまった。 「少し、考えさせてもらえませんか?」と。 飯島さんは、いつもの陽気な笑い声を上げながら、 「じゃあ、いい返事がもらえるのを楽しみに待ってます。いつでも良いから、電話してください。あ、メールじゃなくて声を聴かせてほしいかな」 と言って、私に携帯電話の番号を教えてくれた。 礼儀として、私の番号も教えたので、めでたく電話番号交換が終了し、波乱含みのパーティの2次会は、お開きとなった。
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