社長秘書の恋人。

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床がカーペットなので痛みはなかった。 鳴海社長が突然立ち上がりざま、その場に私を倒れこませたのだ。 「ちょッ…社長!? なにす…!」 「じっとしていたまえ」 「できません!」 倒された拍子に眼鏡が飛んでいってしまった。 いまさらいつもの悪ふざけが始まったのかと暴れる私だが、いっこうに次の一手がやってこない。 ただ私の上に被さって、首筋に顔を埋めるだけ。
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