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実「いってきまーす…」
家を出るときに、後ろを振り返る。
あたりまえだけど、静か。
実「なーにやってんだろ…」
こんなことしても、返事は来ないのに。
まだ、受け入れられてない自分がいるのかな…
実「だぁぁぁーも!暗いよ実彩子!」
そんな自分に喝を入れながら桐羽へ向かった。
実「着いたー…」
歩いて20分程の距離。
案外、通学は簡単だった。
実「…にしても、人多いなあ…」
人に随分触れていなかったないあたしは、この多さに驚く。
これが、あたりまえなんだろうけど。
校門に近づくなり、ワイワイと賑やかな声が聞こえる。
…たのしそう。
あたし自身、暗い性格じゃない。
だから、こーいうのは嫌いなわけじゃない。
…だけど、
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