第1章

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顔を真っ赤にしながら走った。 そして、しばらくして休む。 5秒、見ちゃった… そう、あたしはあまりにも彼の顔が整っていたから見つめてしまった。 大きくて、垂れた瞳 ものすごく高くて筋の通った鼻 少し膨らんだ、ツヤのある唇 しゃがんでいてもわかった長い足 掴んでわかった大きくて力強い手 そしてなにより… 今までに聞いたことのないような 優しくて温かい声 あたしは歩きながらも、ボーっとさっきの彼のことを考えていた。 たぶん、この時にはもう惚れてた だけど、こんな感覚も久しぶりでこの時は気づかなかった。 もうちょっと見てたかったな。 なんて、自然に言えるくらい変態になっていた。(笑)
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