prologue

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すると、『次は、tokyo city』とアナウンスが鳴る。 そして、目的の駅――〈tokyo city〉に到着する。 そこには迎えが来ていた。 特殊防衛チームの藤井明伍長だ。 明という名前だが、女性である。 年齢は25で、真とは4歳差だ。 「初めまして。桜沢真です」 「藤井です。ようこそ、地獄へ。どうぞ、お乗りください」 ジープに乗り込むと、すぐに発進する。 最終目的地である基地へ向かうのだ。 出発してからの、景色を見る。 やはり、復旧作業などが行われており、その中には、瓦礫の山や黒焦げのビルが見える。 真は、ドアにもたれて目を瞑った。
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