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次に目を開けた時には、車は基地内の関係者用道路を走っていた。
あと数十秒で着く。
真は、依願書の入った封筒を握る。
ジープが停車した。
どうやら、着いたらしい。
ジープを降りると、小銃を装備した数人の警備兵がやって来た。
その後に、司令官・小久保隆一郎がいた。
「よく、こられましたな。桜沢2班副班長。活躍は聴いております」
「どうも、小久保司令官。こちらが、依願書です」
小久保は、真が持ってきた依願書を受け取る。
そして、その場で目を通した。
「本当に良いんですか? 特殊防衛チーム第3部隊で」
「ええ。何か、問題でも?」
小久保はニヤッと笑った。
「いえ。何も問題はありませんよ」
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