prologue

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夕日が、きれいだ。 世界中で戦争が起きているというのに、何故夕日はここまで美しくいられるんだろうか? 「あの…」 後ろから誰かの声が聞こえた。 振り向くと、そこにいたのはショートボブの美少女。 ピンクベージュのレースシフォンワンピースを着ていた。 「…俺に何か?」 「あ、私、特殊防衛チーム第3部隊の神箸真央です」 神箸真央。 たしか、部隊リストに名前があった…。 こんな綺麗な子が、戦争になんて行くのか? 「あいさつ、しておこうと思いまして…新しい副隊長の方、ですよね?」 「ええ。まあ…あ、名前…桜沢真」 神箸は笑った。 そして、手を出してくる。
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