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その質問の返事には、YESかNOのボタンを押して応えられるようになっている。
けど、ここで重要なのは
<NOを押してはダメ>
だということ。
NOを押してしまったものは死ぬと言われていて、
実際に目撃例が後を絶たない。
死ぬ方法は色々あるらしいが、どうやってそれらが行われているかはまだ分かっていない。
なにせ情報が少なすぎるんだ。
いわゆる絶対強制参加っつー奴。
まぁでも、こうゆうネット社会だから、イタズラなんかも多いわけで。
『ですげーむ☆』に似たようなおふざけのサイトや迷惑メールも多いし。
だからイタズラの方が確率は高いだろうな。
俺は斜め前の荒井さんに目を向ける。
真面目な彼女が板書をせず、何かじっと考えているようだった。
そりゃ不安にもなるよな…。
俺がそんなことをぼーっと考えていると、
「コォ"ラ、高橋!!なにボケっとしてるんだ!生物また赤点とるのか!?」
若干ヒステリックな生物教師に喝を頂いた。
「あははっ…。」
俺はクラス中の視線に耐えられず、適当に笑って誤魔化す。
赤点とかみんなの前で言うなよ!!!!馬鹿だってバレちゃうだろ!!!!
そんな俺の心を読んだ恵斗が「みんな馬鹿って知ってるぞー。」と茶化してくる。
ドっと笑いが起きるクラス。
でもその中で
荒井さんが笑うことはなかった。
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