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某ズブリの風の谷のトルメキ○軍の歩兵にクリソツな鎧が降ってきた。
長剣を振り下ろしながら。
「っぶねええええええええ!!」
土埃で相手はこっちを確認できて無いみたいd ブワッ!!
「えっ」
「騎士団は貴様を脅威と判断し、対処する。悪く思うな」
なんであんなにあった土埃がいきなりはれるの!?
「あっぶな!!」
横薙ぎをすっ転ぶ形でなんとか避ける。
つか剣圧?がすごすぎて風が起こってるよ。
とりあえず逃げよ。
「逃げるか。だが、逃がさん!」
「逃げるっ!」
おれは自分で言うのもなんだが、家事全般、スポーツに関してはけっこう秀でている。
ので、全身鎧のおっさんには走って負けることはないだろう。
が、なにせ武道なんて学校の授業程度。
喧嘩も先手必勝一撃必殺でやってきたので(勝てないと分かればダッシュで逃げるorヘラヘラして喧嘩にしない)、素手の相手はおろか、武器を持った兵士になんか勝機があるわけもない。
「おれにも主人公補正あればなああああああぁぁぁぁ!!!」
本当にこれにつきる。
疲れたし、兵士も見えないから茂みに身を隠す。
そういえばこの辺り虫とか見ねえな。
茂みも森もとても快適だ。
さてこれからどうすr ドッガアアアアアアアン!!!!
「なにごと!?」
茂みから顔を出すと、兵士の団体様が、3メートルくらいの"蜘蛛"と合間見えていた。
「き、きめえ………」
前言撤回。
快適どころかいますぐにでも家に引きこもりたい。
どうも蜘蛛は強いらしい。
兵士たちは蜘蛛の機動力、糸や毒に翻弄され、全く手が出せていない。
だが、俺に斬りかかってきたやつだけは脚やらケツやらちびちびと斬りつけていた。
まあ、なんせ蜘蛛って目八個あるからね。
一撃離脱になるよね。
戦術とか戦略とか知らんけど。
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