窓辺にともる

02

　はいどうもカミサマです。うそじゃないよ、カミサマだよ、色んなものをずばっと全知パワーでお見通しなことで有名なカミサマですよ。

　じつはカミサマっつってもいっぱいいるんよ。一神教？　ま、それはそれ、これはこれ。ヨソはヨソ、ウチはウチ。一神教の神様とはまたべつな感じだから。イントネーションが違うからまず。彼氏↓とカレシ↑みたいな。カミサマ↑みたいな。アゲアゲ↑。

　まあそんなカミサマですが最近は丸くなりましてな、下界にもノータッチなワケですよ。つくったらつくったで、あとほったらかしだから、認知しませんよってな感じのカミサマだけど、やっぱり最後にちょっかいをかけたもののことは気になっちゃうのよね。

　カミサマはいま、そのちょっかいかけたものを観察しているワケでございます。

　そうしてざっと地球を遠くから俯瞰しつつ眺めているのですが、一般ピーポーには地球儀を見たときと同様に海の広さくらいしか伝わらないだろうね。国境とか赤道は書いてないし不親切だよな。失礼失礼。ともあれもっとズームアップしよう。

　はい、ずずん。

　これが毛穴です。皮脂がたまっているのがわかりますかねー。

　…………寄りすぎた。