第1章

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第五章 おおかみと猟師 「お久しぶりです。お元気でしたか?」 「あぁ。君は?」 「ふふ、元気でしたよ。カムイさんに会えなかったのは寂しかったですけど」 「……全く…。可愛い事ばかり言うな、リンネは」 ぐりぐり、とカムイがリンネの頭を撫でる。それをリンネは照れたような顔で受け入れている。 「もう…止めてくださいよ。子供じゃないんですよ?」 「僕から見ればまだまだ子供だよ」 「もうっ、カムイさんったら………わっ」 いきなりリンネを抱き締めたカムイに、リンネは戸惑った。 「な、なにするんですか…いきなり」 「たしかに君は大きくなったかもしれないな。前に会った時より綺麗になった」 「……えっ…」 「人が口説いているのに、その反応は酷いだろう?」 「カムイ…さ…」 ぎゅうっ…とリンネを抱き締めてくるカムイにリンネは更に戸惑った。 →
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