2日目 受験

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同じ塾に通っている元同級生の安川は、 超難関校を受けた 安川とは小学生来の親友だ 彼女は毎日頑張っていた 寝る間も惜しんで、 周りの期待に応えようとしていた 弱音一つ吐かない彼女に気付いていたけど、 気付かないフリをしていた 絶対受かると思ってた 彼女も落ちた 安川が落ちたことの方がショックは大きかった 「みよりー私落ちた」 「私もだよ、お疲れ様」 「みよりもかー なんでかな、私あまり落ち込んでないの 本当は受かりたくなかったのかな?」 安川は笑ってた。 あんなに頑張ってたのに。 私より頑張っていたのは確かだった。 落ちて当然じゃない人が落ちた。 どうやったって、報われないことがあるんだと知った。
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