第4話【暴露】暴かれた想い。

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私だって、好きで思い続けているわけじゃない。 直也を愛してるって、 他の誰も好きじゃないって、心から言えたら、どんなに良いか。 だけど。 忘れようとしたって、忘れられないんだもん。 私に、どうしろって言うのよ!? 「そんなにいじめるな、ばかっ!」 思わず、本音がボロリと飛び出した。 鼻の奥が痛い。 目頭が、ぶわっと熱くなる。 もう、涙腺も崩壊状態に突入完了! くそっ。 泣くもんか。 泣いてなんかやるもんか。 どんな質問でもしやがれっ! ギュッと唇を噛んで身構えていたけど、それっきり。 浩二は、『私は貝』とでも言うように、ダンマリを決め込んでしまった。
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