第4話【暴露】暴かれた想い。

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いったん実家に戻った私は、久々に母の手料理でお昼をすませたあと、浩二の運転する車で中央病院に向かった。 浩二に会うのは、お正月以来。 まだ半年くらいしか経っていないのに、少しばかり浩二の雰囲気が変わったような気がする。 サッカーで鍛えただけあって元々太っている方じゃないけど、頬のラインがシャープになっているし、 何だか全体的に一回り痩せたような、そんな感じ。 髪を、短くしたせいもあるのかもしれないけど。 短いツンツン頭は、まるで高校生の頃に戻ったみたいな錯覚を覚える。 『にやけた顔をしている垂れ目のツンツン頭』って言えば、大抵の同級生には浩二だって分かったものだ。 それにしたって、やっぱり大分スリムになっているような気がする。 「何だか、浩二、痩せたんじゃない?」 思わず、そう聞いてしまった。 「サッカーやらなくなってから、下っ腹に肉が付いてなー。 女の子がぽっちゃりしているのは好きだけど、男のぽっちゃりは許せないんだ、俺。 だから、ダイエットしてんの」 と、浩二は、もともと垂れ加減の目尻に笑いじわを寄せて、カラカラと笑った。 けど、その笑顔にも、いつもの覇気がない。
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