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あまりに大きな、立派すぎるその佇まいに、なんだか、怖いような感覚に襲われてしまう。
子供の頃から、病院って何だか苦手だ。
病院が好きな子供の方が少ないだろうけど、
私の場合は、八歳の時に亡くなった祖母が、入院して病気で苦しむ姿を見ていたから、よけいにそう思うのかしれない。
苦しみながら、まるで枯れ木のように、病院のベッドの上で息を引き取った祖母の姿が目に浮かんで、
私は、来る途中、花屋で買ってきたミニ向日葵とかすみ草の花束を、潰さないようにそっと胸に抱え込んだ。
フワリと、微かなに優しい香りが鼻腔に届く。
向日葵って、なんだかお日様の匂いがする。
私は、静かに目を閉じて、懐かしい友の顔を思い浮かべた。
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