第2章

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目を開けると緑が生い茂っていた 「森か……?」 とりあえず立ち、辺りを見渡す 周囲には樹齢何百年というような立派な樹がそこらじゅうに生えており、その葉のお陰で、ほとんど日光が地面に射している部分はなかった 日光が当たらないためか空気はどこかジメジメとしており、木の根には苔がびっしり生えている 「森というよりは樹海といったところか……」 なんだろう、不意にメニューと言わないといけない気がした 「メニュー」 【menu 】 俺の右の手の甲から黒いタブレット型のものが飛び出し、胸の辺りで浮いた
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