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「「「きいやあーーー」」」
朝から大音量の黄色い声。
周りを見たら女子女子女子。
今日もしっかり囲まれました。
なんで囲まれるかって言うと、ねぇ。
それは
「「おはよっ」」
「「「ぎいやあーーー」」」
後ろにいる双子ちゃんのせいでした。
校内一のイケメンの双子ちゃん。
それは俺の弟たちのこと。
正樹と由樹。
ちょっと甘やかし過ぎたと後悔しつつ、今日も一緒に登校。
「正樹君、由樹君。みんなでクッキー作ったから良かったら食べて!」
顔を真っ赤にして包みを渡す女子。
あ、おいしそう。
今度クッキーつくろ。
「すまん。もらえない」
「瑞樹の弁当あるから、食べれないんだ」
「「「きゃー!姫のお弁当よーー」」」
姫ってだれだよっ!
てか、もらってあげろよ。
「ほらっ、行くぞ。姫。」
「そろそろ時間やばいしね、姫。」
「姫姫うるせぇーー!」
今日も無事いれるだろうか。
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