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02
うさぎの一羽であるレイは、なにをそんなに悲しむことがあるのかと思うのです。
レイはよく食べて、よくふとっていました。
もちをついてもついても、ぜいにくは落ちる気配がなくて、ほどよい運動したあとにはつきたてのもちができるとあっては、なおのこと食がすすみます。
さすがにこのままではまずいと思いました。いや、もちはおいしいんです。
なにがまずいってレイは自分がふとりつづけて、まっしろなまんまる体型になったらほかのうさぎから、もちにまちがえられて食べられるかもしれなかったのです。
やせるしかないでしょう。
しかし、もちつきではやせられない。
運動のほうほうを変えればいいと考えました。
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