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04
レイだって、そのきらきらはけっして無視していいものじゃないことはわかっていました。
でも、つかめなかったし、みんなも素通りだし、だったらどうしようもないじゃないかと、いだいたもやもやした気持ちを振りはらうように走りました。
そんなふうに走りつづけるレイでしたが、ある夜、ひとりの女の子を見かけました。
その女の子はしゃがんで、あのきらきらしたものを拾いあげていたのです。
レイはおどろきました。
はじめてもちに悲しみをかけて食べたときとおなじくらいおどろきました。
どうしてあの子はきらきらを拾えるのだろうと思ったのもつかのま、女の子が息を吹きかけるときらきらしたものは、さらにきらきらして、空へとのぼっていったのです。
おどろきすぎて、ちょっと引いてしまいました。ないわー、と思いました。
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