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 しかし、興味はしんしんです。  レイはその日から女の子を中心におおきな楕円を描くように走りはじめました。  たまに女の子が見える位置まで近づいてきらきらがのぼっていくのを見守っては、また女の子が見えなくなるまで遠ざかっていきました。  やがて、あのきらきらは夜空のきらきらのもとだとレイは気づきます。  その女の子がしていることはりっぱだと尊敬の念をいだきました。
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