第1章

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昼の不思議ちゃんの事を店長に"生きてる人か?"問われただけで、今まで私がせっせと貯めた怖い話しのストックが溢れだして止まらねぇ… 街灯の下を通る度に怯えて 実は振り返ると不思議ちゃんが真後ろにいたら?しかも超ピッタリと?と妄想して… 考えたくないのに考えてしまう… 考えない様にと言う不自然な思考に余計に怯える。 彼女を見た自販機に誰か立っている。 長い髪の少女… 彼女だ。 彼女が自販機の所で私を待っている。 見ない振りをして、カバンから携帯を取り出す。 メールを打つ振り。 近付く。 恐怖感が高まり、友人に電話するも繋がらない。 親もダメ… 仕方ないから無音の携帯に話しかける。 適当な言葉を明るく話す。 ドンドン近付く。 少女は又傘をさしている。 透明だから姿が見える。
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