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社長の目が
私から温人さんに戻り
ほっと息を吐いた。
それでも緊張は解けない。
温人さんと
結婚するということは、
この威厳の塊りのような人の
義理の娘になるということで。
元々ない自信が
更に削られていく気分だ。
「食事……家でですか?」
「いや、外だ。
家にはゆっくり
帰って来られる時で良い。
たまには付き合え」
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