対立

8/38
前へ
/38ページ
次へ
「お前は…… 一体いつまで そうして逃げている気だ? 自分の年を わかっているのか、温人」 名前を呼ばれた温人さんは 仕方ないなと ため息をつきながら 私の傍に立った。 嫌な予感がして すぐに下がろうとしたのに。 それを読んだのか 素早く腕を掴まれる。 「わかっていますよ。 もう逃げるつもりもありません」
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1709人が本棚に入れています
本棚に追加