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真斗は何のことなのか全く解らなかった。
「お、おいっ!たたっ、助けて!」
部屋の奥から男の声がした。
真斗と承が振り向くと、
一番奥の台の上で、小柄な男がもがいていた。
真斗と承は、男の台に近づく。
「大丈夫か?記憶は…何か覚えてないか?」
真斗は情報が欲しかったので、
手足のベルトを外しながら、
男を質問攻めにした。
台から降りた20代後半の
黒く短い髪をした男は、
周りを見渡しながら言う。
「き、記憶ってどういうこと?
例のことが起きてから、
とにかく逃げまくって生きてきた…
確か…赤目の奴らに襲われたような…」
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