515人が本棚に入れています
本棚に追加
真斗は、仕方がないので左の壁を蹴る。
さらに斜め上に跳んだ真斗がふと気づくと、
目の前に、残りの3体の赤目のうちの
1体の顔があった。
真斗は、特に意識せず、
跳んでいるままの右足で前蹴りを出す。
ゴッ―――
少し左に蹴ったので、
真斗の体はそのまま回転した。
その回転の勢いで、
次に左足の後ろ回し蹴りを
その横の赤目の顎に当てる。
まだ着地してなかったので、
右足で上段廻し蹴りを繰り出し、
最後の赤目の鼻の辺りに当てた。
ガゴッ―――
そして、真斗は着地した。
3体の赤目達は、真斗の周りで吹き飛んで倒れる。
ほんの一瞬だった。
自分でも凄いとは思ったが、
真斗は何か変な感じがした。
最初のコメントを投稿しよう!