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喋るゾンビに驚いて、真斗は息ができなくなった。
大柄な方のゾンビは、真斗の胸を睨む。
真斗の心臓は恐怖で、さらに激しく暴れる。
「ご、ごいつ…脈が速ずぎる…。いじぎ…が戻っでるの…では…」
長髪のゾンビも、頷きながら言う。
「ぞ…ぞをう…だな。ちゅ…注射をぐで」
大柄なゾンビは、白衣のポケットから注射器を出す。
腕を掴まれた真斗は目を見開き、我武者羅に暴れる。
「ああ―――!!」
ゾンビ達は、叫ぶ真斗の左腕に注射を射した。
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