第1章

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「あの。遅れてすいません」 と私が言うと 「まだ5分前だよ。 だから気にしないで」 といってくれて、私と希依の座る場所を教えてくれた。 私たちが座って飲み物を注文すると 「じゃあ、みんな揃ったし自己紹介しよう」といい、みんなの自己紹介が始まった。 4対4の合コンで 私から一番遠い人から始まり 関根さん、島田さん、黒沢さん、及川さん という人達だった。 女子の列はもう希依の番で 「森長 希依です!21歳の大学生です」と愛嬌たっぷりの笑顔で言っていた。 そして希依が終わるとみんなの視線が私に集まり 「篠崎 真白です。希依と同じ21歳で大学生です。」と希依よりも落ち着いた感じで、でも希依に負けず劣らずの笑顔で自己紹介を終えた。 そこからはもうフリーで私は前の及川さんと希依と黒沢さんを交えて話していた。 黒沢さんはあまり話さない方なのか、及川さんと希依が主にはなし、たまにふってくる話に私と黒沢さんが答えると言った感じで、しらける様子もなくつまらなくはなかった。
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