0, Air

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   / ☆     /   ☆ 「さようなら、」 なんて、言わないで 離れていても、ずっと、ずっと、一緒・・・ この世界が、 終わってしまうときまで、 僕はずっと、あなたの側にいるから・・・   春の風に 僕を感じてください       夏のどこか切なくなった夜は、 僕にキスをしてください 秋の澄んだ空に、 僕に触れてください 冬の静寂に、 僕を 想ってください ・・・ あなたが呼吸をするたびに、 僕はあなたと、ひとつになり、 星の結晶となって、あなたに届ける   この 世界は、 果てしないほど、広くて、 孤立無援のように 思えるけれど、 だけど、よく見ると それは、本当は、 本当は、 それはとても美しくて、儚いんだと、 教えてくれたのは、あなたでした 愛しい、 愛しい、僕の・・・ 生まれて来てくれて、ありがとう・・・       僕の、 名前は、 ぼく、 の… なま、え、   は……   『  』    end…   
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