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「こりゃあ、ひどいわね~リセットかしら…」
「ちょ…大丈夫かよ? あぁ、もう! 母さんはココにいて! 俺はコンビニ行って暫くのメシ買ってくるから!」
しかし、こんなにも話が分かってくれる人物は珍しい。よほど人当りが良かったのでしょうか?
「息子よ、杏仁豆腐お願いね~」
「あればね! 俺が帰ってくるまで絶対に家に入らないでよ、母さん!」
綾子の家の敷地から出た私を追うように息子は叫びながら走ってくる。そして、今度は最初とは反対の方向に自転車を走らせていった…
「まぁ、ある意味丁度良かったわ」
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