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「では、お時間です」 私がそう言うと、目の前の人物は悲しいどころか笑いながら去っていった。 ―少し先の未来であり過去かもしれない2150年の地球。ある国の中心都市のあるマンションで遺体が発見された。室内に荒らされた形跡や自殺の跡が無いことに警察は病死もしくは老衰と断定。ただ引っかかるのは「ありがとうございました」と丁寧にメッセージが残されていたー 「私は田中。職業は死神。もちろん名前は世間に通じやすい仮名で日々務めています」
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