恋の始まり

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次の日の朝、私はHRに少し遅れて行った。 教室のドアを開けると優の席には花瓶と大量のゴミ。 優はまるで気を失ったかのように自分の机の上にあるそれを眺めてた。 私は、安西を見た。 安西は何事もないような顔でぺちゃくちゃと話している。 なにこれ、気持ち悪い。吐き気がする。 私は優の席のゴミと花瓶を窓の外に投げ捨てた。 「ねぇっ!佐々木さん!何をしているんですか!?」 安西が何か言ってる。 あんだけ見て見ぬふりしといて、なんだあれ。 我慢の限界になって、私は安西に向かって思い切り椅子を投げた。 「キャー!!!」 生徒達が一斉に叫ぶ。 優のあの現状を見ても音さえも発さなかったくせに何がキャーだよ。 安西は額を少し切ったようだった。
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