1話

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劉「しかし、今の世の中ではそれができません。だから我々は働くしか選択肢がないのが現実です」 狐一「まったくや。あーあ、これからどないしょう?金あんま持ってへんし、やっぱ働くしかないんか…。でもなあ、働くゆうてもこの不景気の世の中、あるのは派遣会社やブラック会社やキツい仕事ばかりやわ。わいは簡単で楽そうな仕事しか出来へんから、ハロワや求人情報誌見ても、わいに出来そうな仕事ないわ…」 劉「では、我々教団に入って教団の仕事をしませんか?簡単なアルバイトみたいなものですので、あなたでも出来ると思いますので」 狐一「ほお?ほな、行ってみよかな。あ、寮とかあるかいな?わい、実家には帰れんし金あんま持ってへんよって」 劉「はい。寮完備ですので、ご心配無用です」 狐一「よっしゃ!じゃあ頼むわ!」 こうして、劉はんと一緒に教団の施設に向かった。
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