プロローグ

2/2
前へ
/224ページ
次へ
中国―上海 上海のある港の倉庫で1人の男が血だらけになって壁にもたれながら座って苦しんでいた。 この男はマフィアのボスで、部下に騙されて突然襲われ、瀕死のまま1人で此処まで逃げてきた。 ボス「はあはあ、くそ…へまをしたぜ。しかし、この携帯のおかげで気に入らない奴らや敵対している奴らを大勢殺すことができた」 血だらけの手に持ってる黒い不気味な携帯を見ながら言う。 ボス「だが、あと200人殺せるのに、此処でくたばるとはついてねえぜ…襲われた時も携帯使う余裕なくて此処まで必死に逃げたからな…俺の人生も此処までか…」 最後にそう言ってガクッと息絶え、所有者を失った黒い不気味な携帯はスーッと消えていった。
/224ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加