1話

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職員「え?今なんと?」 狐一「だからゆうとるやろ!わいは働きとうないんや!」 職員「え?働きたくないから生活保護受けさせろと?」 半分笑いながらわいにそう聞いてくるメガネ職員。 狐一「そうや!当たり前やろ!何か文句あるんかい!?」 職員「いや、大ありですよ?最初から働きたくないから生活保護受けさせろって言って申請しに来た人なんて初めて見ましたよ」 狐一「わいは正直者やからな!どうせ申請しに来る奴らはわいと同じ考え持っとるけど、それを言わずに上手くごまかして言っとるだけやろ!そんな嘘つきの連中に比べたらわいなんて堂々しとるやろ!違うか!?」 そう言ってドン!と勢い良く机を叩いた。
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