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苦しそうにしており顔色がさっきより悪い
アリス「大丈夫? エド」
エド「あぁ……」
アリス「体調悪くなったのいつから?」
エド「二、三時間前くらいからだ……。ある程度大丈夫だったのだがな……」
一瞬吐きそうになったらしい。けどみんな楽しく話していたし足を止めるわけにはいかなかったらしく黙って歩いてたそうだ。
アッシュ「早めに言ってくれたらおぶったのに」
エド「いらん……」
手を振りながら否定する。アッシュは苦笑してエドに肩掛けをかけてあげた。さすがに何も無しだと更に具合が悪くなったら困るし……
そっぽを向いて黙ったエドを見てアリスは一度焚き火の方へ行く
アッシュ「……大丈夫かな?」
アリス「いつもよりキツいのね
ほらスノー・レインについた直後に体調崩したし、ゆっくり休めなかったのも原因じゃないかしら」
アッシュ「体調悪くてもツッコミはしてくれ無さそうだしね」
ユキ「悪いときにボケたらダメでしょ(苦笑)」
エドの代わりにユキがツッコむ。
数十分後、食事を終えて各自、本を読むなり寝るなりなんかかんやしていた。
ノア「師匠、トランプしないっスか?」
アッシュ「いいよ
僕はエドの看病してるからさ
にしても、雨がすごいね。テントだったら吹っ飛ばされてたかも」
ノア「そうっスねー」
ガタガタと小屋が揺れている。台風ほどじゃないとは思うけどこんなに風が強いとテントが壊れかねない。
今回は少し運が良かったかな……
エド「……っ」
アッシュ「? 大丈夫?」
魘されているのか苦しいのか……。辛そうにしているので背中を擦る
少し和らいだのか力が緩まった
ノア「(いいなぁ。膝枕……)
エドが枕を探していたが残念なことにリリィとアリスに占拠されたため、アッシュが膝枕をしていた
それをノアは羨ましそうに見る
アッシュ「どしたの?」
ノア「な、何もないっスよ
じゃあ俺はユキと話してるッス」
それだけを言い残してユキの元へ行った
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